こんにちは。以前の投稿、BLWのよくある質問が思いのほか好評でしたので、今回は第２弾をお届けいたします。
興味のある方はよければ読んでいってください。
BLWのよくある質問集めました Vol.２
BLW（ベビーレッドウィーニング）に興味のある方も、BLW？何それ？という方も、改めましてこんにちは。
ここ最近BLWが注目され始め、少しずつ認知度も上がってきているように感じています（２０２０年４月現在）。
BLWの邦訳本が出版され、日本BLW協会も設立され、誰もが知っているあの育児雑誌でもBLWが取り上げられていました。
Q. ７カ月の息子は全く離乳食を食べずに食べ物で遊ぶだけです。これでいいのでしょうか？
赤ちゃんに思う存分食べ物で遊ばせてあげることは、BLWで最も重要なことの一つです。
食べ物で遊ぶのはもったいないし、お行儀も悪いように感じますね。
でも赤ちゃんにとって、食べ物で遊ぶことはとっても大切なこと。それは遊びを通して学んでいるから。
思う存分遊ばせてあげることによって食べ物や食事のことを学び、また手先の器用さも食事のスキルも上達していきます。
栄養的な面から言えば必要な栄養は母乳・ミルクからとれますし、今しっかりと遊ぶことで後々食事から栄養をとることが必要になる時期には自分で食べるスキルも十分に上達しているというわけです。
心配しなくても赤ちゃんが大きくなるにしたがってよく食べるようになりますし、食べ物で遊ぶことも減ってきますよ。今は思い切り遊ばせてあげましょう。
Q. ６ヵ月になる娘はまだ歯が生えていません。歯が生えるまでBLWを始めるのを待つべきでしょうか？
６ヵ月頃で歯が生えてくる子が多いですが、もちろんまだの子もいます。
この時期の赤ちゃんは歯ぐきで噛んだりもぐもぐしたりしていてまだ歯でかじりとっているわけではないので、歯が生えていなくても咀嚼する能力に差はありません。
歯ぐきで潰せる程度の軟らかい食べ物から始める限り、歯が生えていないことは全く問題ではありません。特に待つ必要はないでしょう。
Q. BLWではお皿を使ってはいけないのはなぜですか？衛生面が心配です。
お皿を使用してはいけないわけではありませんが、基本的に（特に離乳食開始時は）、テーブルの上に直接食べ物を置くことをおすすめしています。
理由は以下の３つ。
- お皿に気を取られて食べ物に集中しない
- お皿があると食べにくい
- 結局食べ散らかるので、お皿の分の洗い物が増えるだけ
以上の理由から、テーブルの上に直接食べ物を置いてあげるほうがパパママと赤ちゃん、お互いに楽ちんでしょう。
衛生面が心配ということですが、除菌スプレーや除菌シートでテーブルをキレイに拭いてあげれば直接食べ物を置いても問題ありませんよ。
とは言ってもやはりテーブルの上に直接食べ物を置くのは抵抗のある方など、お皿を使いたいという場合はもちろん使って構いません。
自分が心地よいと思える方法ですすめましょう。
Q. １歳の娘は好きなものしか食べません。赤ちゃん主導のBLWだとどうしても栄養バランスが偏ってしまうのではないでしょうか。
この質問は本当に多いです。
BLWだと好きなものばかり食べて栄養バランスが偏るのでは、と心配に感じている方は多いのですが、実はスプーンであげる離乳食でも赤ちゃんは好きなものを食べたがりますし、嫌いなものは食べません。嫌いな食べ物を無理に口に入れてもぺっと吐き出してしまいます。
まずは、BLWだから特に栄養バランスが偏ってしまうことはない、ということを覚えておいていただきたいです。
そのうえで、BLWに限らず離乳食における偏食はよくあることです。
栄養バランスが心配になりますが、偏食が原因で病気になったというような話はあまり聞きませんよね。
体はバランスをとるようにできていますし、偏食は一時的なもので時期がくるといろんなものを食べだすようになる場合も多いので、
食事ごとに完璧なバランスをとろうとせず、一日や一週間単位、あるいはもっと長いスパンで考えてざっくりバランスが取れていればOKくらいの気持ちで臨んでみてください。
ただし、好きな食べ物だけを出すのではなく、いろいろな食材を提供したうえで何を食べるかを赤ちゃんに選ばせる工夫は大切です。
食べない場合はそれでいいですし、気が向いて口にすることもあるかもしれません。
そうしているうちにいろんなものを食べて自然とバランスが取れてくるということもありますよ。
Q. BLWと従来の離乳食、併用しても大丈夫？
この質問もとても多いですが、基本的には両方やることはお勧めしません。
というのも、BLWの提唱者Gill Rapley氏によると、BLWと従来の離乳食を併用するやり方は、従来の離乳食と何ら変わりがないそうです。
そもそもBLWは単に赤ちゃんが自分で手づかみ食べをするというだけのものではありません。
母乳・ミルクから家族と同じものを食べるようになるまでの離乳のすべてを赤ちゃん主導で行うことがBLWなので、何をどれくらい食べるべきかという大人主導の考えによってそれが邪魔された瞬間にBLWではなくなってしまいます。
BLWで得られる様々なメリットも失われてしまいます。
という訳で、赤ちゃんを100％信じて任せる赤ちゃん主導のBLWと親主導の離乳食を組み合わせるのは、シンプルに不可能だと考えます。
（※ただし、サイト管理人は両方取り入れるゆるめのBLWを行っています。
これは厳密にいうとBLWではないのかもしれませんが、それでもBLWのメリットは感じられていますし、両方のいいとこ取りだと気に入っています。
理想は理想として、育児は現実と折り合いをつけながらやり易い方法で進めていけばいいのではないでしょうか。
※個人の感想です。）
まとめ
Q. 離乳食を全く食べず遊ぶだけですが、いいのでしょうか？
A. 赤ちゃんに思う存分食べ物で遊ばせてあげることは、BLWで最も重要なことの一つです。なぜなら遊ぶことは学ぶことだから。
徐々によく食べるようになりますし、食べ物で遊ぶことも減ってきます。心配する必要はありません。
Q. 歯が生えるまでBLWを始めるのを待つべき？
A. この時期の赤ちゃんは主に歯ぐきで噛んだりもぐもぐしたりしています。
歯ぐきで潰せる程度の軟らかい食べ物から始める限り、歯が生えていないことは全く問題ではありません。特に待つ必要はないでしょう。
Q. BLWではお皿を使ってはいけないのはなぜ？
- お皿に気を取られて食事に集中できない
- 単純に食べにくい
- 結局食べ散らかりお皿の分の洗い物が増えるだけ
といった理由で、特に離乳食初期はお皿を使わずテーブルの上に直接食べ物を置くことをおすすめしています。
とは言っても、お皿を使用したいという方はもちろん使って構いませんよ。
Q. BLWだと栄養バランスの偏りが心配です。
A. BLWに限らず離乳食における偏食はよくあることです。
栄養バランスが心配になりますが、偏食は一時的なものである場合が多いので、一週間単位、あるいはもっと長いスパンで見てバランスが取れていればOKと考えてみてください。
いろいろな食材を出してみる工夫は大切です。
Q. BLWと従来の離乳食、併用しても大丈夫でしょうか？
A. BLWのメリットが薄れてしまうので、基本的には併用はお勧めしません。
BLWの提唱者Gill Rapley氏によると、BLWは100％赤ちゃんを信じて任せる赤ちゃん主導の離乳食なので、親主導の従来の離乳食と組み合わせるのは不可能だということです。
以上、よくある質問の第２弾をお届けしました。
あるか、第３弾⁉⁉⁉
乞うご期待！
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