こんにちは。
赤ちゃん主導の離乳食BLW(ベビーレッドウィーニング)について紹介しています。
今回の記事は、BLWではつかみ食べから始めることはわかったけど、いったいどんなものをあげればいいの?何から始めたら?あげちゃダメなものはある?
と疑問に思っている方向けに、BLWにおける食材に対する基本ルールと、最初に与える食材例、避けたいNG食材を紹介します。
初めてあげる食材は?
多くの離乳食本では、食べ物をあげる順番が紹介されています。
日本ではおかゆから始め、次に野菜や果物、慣れてきたら豆腐や白身魚など徐々に種類を増やしていくように厚生労働省が勧めていますね。
しかしこれは古いやり方だと、BLWの提唱者のGill Rapley氏は著書の中で述べています。
6ヵ月以降であれば赤ちゃんの免疫系や消化器系は十分発達しており、いろんな食材を食べることができるそう。
では、何をあげればいいのでしょうか?
基本的には、無添加で新鮮な食材であれば、何でもOKです。
穀物でもたんぱく質でも野菜でも果物でもかまいません。
赤ちゃんが避けるべき食材はいくつかありますが、従来の離乳食とは異なり、おかゆ→野菜→豆腐のように決まった順序で勧めていく必要はありません。
また、アレルギーが気になる食材以外は、いろんな種類を一度に与えても構いません。
むしろ、離乳食期に不足しがちな栄養素である亜鉛や鉄分を取れるよう、いろんなものを与えてあげましょう。
以下のことを心がけてみましょう。
- 栄養価の高い食べ物
- 炭水化物、たんぱく質、野菜・果物、脂質をバランスよく
- 様々な味や食感を経験できるよういろいろな食材
- 赤ちゃんがつかみやすい形状と大きさ
具体的には?初めてのBLWアイデア例
ここまでで、 無添加で新鮮な食材であれば何を与えてもよいことを紹介しましたが、『何でもOKと言われても…』、『何でもいいが一番困る!』という方のために、初めてあげる食材のアイデアを紹介します。
- にんじん、じゃがいも、さつまいも、ズッキーニ、カボチャのスティック
- カリフラワー、ブロッコリーの小房
- アボカド
- 洋梨、バナナ、桃などのやわらかい果物
- 一口おにぎり
- トースト
- 無添加の赤ちゃんせんべい
- オムレツ
- ゆでて割いた鶏肉
- 牛肉、豚肉、ラム肉の細切り
- 手作りハンバーグ
- 魚の切り身
もちろん硬い野菜や肉、魚は軟らかく加熱調理して、赤ちゃんが持ちやすいようにカットしてあげてみましょう。
あくまでもこれは一例です。大事なことなのでもう一度言いますが、無添加で新鮮なものであれば何をあげてもOKです。
はじめてあげる食ベ物はシンプルなおかゆじゃなきゃ!赤ちゃん用の離乳食を別に作らなきゃ!と信じている方は多いですが、基本ルールを守っていれば、大人の食事をシェアすることも可能です。
ただし、塩や砂糖をはじめ赤ちゃんが避けるべき食材には注意してあげてくださいね。
次の章では、避けるべき食材について解説しています。
避けるべき食材
基本的には大人の食事をシェアできますが、赤ちゃんにはよくない食材がいくつかあるので覚えておきましょう。
赤ちゃんが避けるべき食材を以下にまとめました。
- 塩 1日1gまで。腎臓に負担がかかります。
- 砂糖 ごくごく控えめに。隠れ砂糖に注意しましょう。
- 人口着色料、甘味料、保存料
- レトルト食品、スナック菓子、ジャンクフード
塩や砂糖、トランス脂肪酸、化学調味料を大量に含んでいます。 - 生の魚介類 感染症の危険性があります。
- ハチミツ
ボツリヌス症の危険性があります。少なくとも一歳までは与えないようにしましょう。 - フカ、メカジキ、マカジキ 水銀を多く含みます。
- 非加熱殺菌チーズ リステリアによる食中毒の恐れが。
- ふすま
不溶性食物繊維を多く含むため、胃腸に負担がかかってしまいます。
赤ちゃんにはあげないでください。 - カフェイン飲料 赤ちゃんを興奮させる作用があります。
- 炭酸飲料、濃縮還元ジュース 肥満や虫歯のもとになります。
誤嚥の可能性がある食材にも注意しましょう。
まとめ
6ヵ月以降にスタートするBLW、基本的には、無添加で新鮮な食材であれば、何をあげてもOKです。
いろんな味や食感を楽しめるように数種類あげるのもBLWの特徴。塩・砂糖など赤ちゃんが避けるべき食材には気を付けましょう。
初めて与える食材の例は、軟らかくゆでた野菜や果物、おにぎりやトースト、オムレツ、ゆでて割いた鶏肉などです。
基本ルールを守っていれば、大人の食事からの取り分けもOKです。
食事の準備が簡単なのがBLWのメリットのひとつ。難しく考えずに、赤ちゃんと一緒の食事を楽しみましょう。
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