赤ちゃんの成長はめまぐるしいもの。つかみ食べが上手になってきたと思ったら、次はスプーンやフォークに興味を持ち始めます。
BLW ではスプーン・フォーク練習はいつから始めたらいいの?そもそも手づかみ食べがBLWの特徴では?と思った方向けに、
今回の記事は、BLWにおけるスプーンやフォークの練習を始める時期とその方法について解説します。
スプーン・フォークはいつから?
いきなり手づかみ食べが特徴の、赤ちゃん主導の離乳食BLW。
スプーンやフォークは使っていいの?と思った方もいるかもしれませんが、もちろんかまいません。
いつからスプーン・フォーク練習を始めるかに関して、正解はありません。赤ちゃんが興味を持ちだした時が始め時です。
個人差はありますが、1歳前後でスプーンやフォークに興味を持ちだす子が多いようです。
興味を示しだしたら、そろそろ赤ちゃん用のカトラリーを揃えてあげましょう。
記事の後半で、初めてのスプーン・フォーク練習におススメの商品を紹介していますよ。
練習を始める前に覚えておきたいポイント
スプーンやフォーク練習を始める前に覚えておきたいポイントがあります。
それは、基本の赤ちゃん主導を忘れないことです。スプーン練習を始める=大人がスプーンで食べさせていい、ということではありません。
スプーンを使い始めてももちろん赤ちゃん主導。手を添えてあげたりなど少しの手伝いはOKですが、大人がスプーンで食べさせたり食べる順番を決めたりしないようにしましょう。
練習方法は?
練習方法といっても、とくに難しいことはありません。
スプーン・フォークを手渡してあげるか、赤ちゃんの手の届くところにおいてあげましょう。
初めは食べ物を口に運ぶ道具だとはわからず、遊んだり振り回したり、ただ大人の真似をしたりするだけかもしれませんがそれで大丈夫。
一緒に食卓を囲んで家族がスプーンやフォークで食べる様子を見せていると、徐々に赤ちゃんのペースで使い方を理解していきます。
また、スプーンから練習を始めるパパママが多いですが、実は最初はフォークのほうが簡単なことも。
スプーンに食べ物をすくうこと、それをこぼさずに口まで運ぶことは意外に難しいんです。
フォークで突き刺す方がずっと簡単。口まで運ぶ間にひっくり返っても食べ物が落ちません。
そのためフォークから始めるのもおススメです。刃先が丸くなっていて安全なものを選んでください。
スプーンやフォークはまだ難しそう。そんなときは?
スプーンやフォークに興味はあるけどまだ難しそうと感じる時は、ほんの少し手伝ってあげてもかまいません。
食べ物を乗せたスプーンを手渡してあげてもいいですし、赤ちゃんにスプーン・フォークを握らせつつもパパママが手を添えてガイドしてあげるのもいいですね。
スプーン練習の前段階として、ディップで練習するのもいいアイデア。食べ物をすくうというスプーンの役割の理解とスキルの練習につながります。
個人差はありますが、9ヵ月頃にディップして食べられるようになってきます。赤ちゃんせんべいや果物、野菜スティックなどで、ディップを楽しんでみるのもいいですね。
スプーン・フォーク練習に最も大切なことって?
最も大切なことは焦らないことです。
スプーンやフォークに興味を持ちだすのが1歳頃、上手に使えるようになるのは一般的に2歳前後と言われています。
スプーンやフォーク練習にはとっても時間がかかるんです。
赤ちゃんががんばっているのに、上手に食べられないところを見るのは辛いかもしれません。
手伝ったほうが早いし…とつい手助けしてしまいそうになる気持ちも分かりますが、干渉し過ぎたり手助けし過ぎないように気をつけましょう。
自分でできるという自尊心を育てる妨げになりますし、自分一人で練習した方が上達も早いですよ。
おすすめカトラリー7選
ここでは、初めてのスプーン・フォーク練習用に厳選したおすすめの商品を7点紹介します。
リッチェル Richell ミッフィー にぎにぎスプーン・フォーク(ケース付)
スプーンとフォークのヘッド部分に少し角度がついていて、お口に入れやすい形になっています。
持ち手にはすべりにくく柔らかい素材を使用しており、赤ちゃんにも握りやすく使いやすいと口コミでも高評価。
優しい色使いと絵柄もかわいいですね。ケース入りなので持ち運びにも便利。
エジソンのフォーク&スプーンmini ミント&ライム 1歳頃から対象 はじめてでもじょうずに使える
エジソンのフォーク&スプーンが、1歳頃の赤ちゃんのお口にちょうどいい小さめのサイズになって新登場!
スプーンは平らな造りになっており、食材のすくいやすさと食べやすさは満点。
またフォークにはギザギザの溝がついており、滑りにくく麺類も食べやすい設計になっています。
b.box ベビー・赤ちゃん用 カトラリーセット フォーク・スプーン
とっても特徴的な形のフォークが目を惹くこちらの製品は、小児作業療法士監修のもと考え抜かれたデザインの一品。
数多くの賞を受賞しており世界中で愛用されている、オーストラリア発のアイテムです。
刺さりやすく抜けにくい構造のフォークはとても使いやすく、赤ちゃんが自分で食べる意欲が持てると高評価ですよ。持ち運びに便利なケース付き。
Grabease 初めてのセルフフィード用具 スプーンとフォークのセット
とってもコンパクトなデザインのこちらのスプーンとフォークのセットは、まるで手づかみをする様に食べものを口に運ぶ事ができます。
他のスプーンでは苦労していた赤ちゃんが、このスプーンに変えた瞬間、上手に食べられるようになったという声もあるほど。
誤って喉の奥まで入らないデザインが安心ですね。BLWにぴったりとの国際レビューも多いですよ。
OXO Tot フォーク&スプーンセット
柔らかくて滑りにくい大きめのグリップは、赤ちゃんの手でもしっかり持ちやすいです。
スプーンはしっかりと食べ物をすくえるようにすこし深め、フォークはしっかり刺さりやすくも丸みを帯びた安全設計です。
テーブルの上でも転がらないよう工夫されたデザインと、食器の中で滑らないのも高評価のポイント。
ののじ 新はじめての カトラリーセットA 右手用 3本セット 離乳期(食べさせ用)~5才頃用
ののじの用途に応じた3種類のスプーン・フォークのセットは、おしゃれと使いやすさを両立したグッドデザイン賞受賞の一品です。
全国の保育所でも多数採用されており、とにかく使いやすい、もっと早く買えばよかったと人気の製品。
シンプルなのにおしゃれで高級感もあるので、ギフトにも最適。
高桑金属 ベビースプーン&ベビーフォーク
持ち手が輪っかになったスプーンとフォークのセット。
輪っか状の持ち手は持ちやすくかつ裏返りにくいので、この製品に変えてから上手に食べられるようになったとの口コミも多い一品です。
清潔に保てるステンレス製で耐久性も抜群。安心の日本製です。
まとめ
赤ちゃんが興味を持った時がスプーン・フォーク練習の始め時です。
個人差はありますが、1歳前後で興味を持ちだすケースが多いです。
赤ちゃん用のカトラリーを準備して練習に臨みましょう。
スプーン・フォーク練習で気を付けたいポイントは以下の通り。
- 赤ちゃん主導を忘れないこと。親がスプーン・フォークで食べさせるのはNGです。
- 初めはスプーンよりもフォークのほうが簡単かも。フォークから始めるのもおすすめ。
- 難しそうであれば少し手伝うのはOKです。スプーンに食べ物を乗せてあげたり、赤ちゃんの手をガイドしてあげましょう。
- 最も大事なことは焦らないこと。スプーンやフォークの習得には時間がかかります。ゆっくりたっぷり練習させてあげましょう。
スプーンやフォークが使えるようになると、またひとつ子どもの成長が感じられますね。
ただ、スプーンやフォーク食べの習得は予想以上に時間がかかるもの。
環境を整えて時間をかけて進めていきましょう。
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