あげる?あげない?BLWのデザートに対する考え方って?

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こんにちは。

食後や間食に甘いものを食べるのが大好き!という方も多いはず。

実は筆者もその一人。特に子どもの寝かしつけが終わった後、一日の終わりに自分をねぎらう甘いものはやめられません(太る…)。

自分は日々食べてる甘いものだけど、離乳食期の子どもにはあげていいの?あげていいとすればいつから?どれくらい?頻度は?

と疑問に思った方向けに、今回の記事はBLWにおけるデザートの考え方について解説していきます。

なお本記事はいわゆる補食としてのおやつではなく、楽しむためのデザートについて解説しています。

BLWとおやつの関係が気になる方は、過去の記事をご覧ください。

あげる?あげない?BLWのデザートに対する考え方って?

結論からいいますと、BLWではデザートをあげることを禁止しているわけではありませんが、あげる頻度には注意が必要です。毎日毎食後あげる必要はありません。

というのも毎食後甘いデザートをあげることは甘党になることを推奨しているようなものですし、食後にはいつでもデザートを期待するようになってしまいます。

また、「全部食べたらデザートを食べていいよ」というふうに、甘いものをご褒美としてとらえるようになってしまうかもしれません。

食べ物をご褒美や罰として用いるのは赤ちゃん主導を損なってしまいますので、BLWでは避けたいところです。

離乳食期は、食習慣の基礎を形成する重要な時期です。

この時期に甘いものを与えすぎてしまうのは、今後の人生のことを考えると好ましくありません。

赤ちゃん主導を標榜するBLWですが、甘いものに関しては別。人間はエネルギー源となる糖分を本能的に好む傾向があるので、甘いものを欲しがるだけ与えていたら高確率で食べ過ぎや肥満につながります。

節度を持って、適量を時々楽しむのがよいでしょう。

いつからあげていいの?

ではいつからデザートをあげていいのでしょうか?

実はBLWではデザートをあげ始めてよい時期というのは明言されていません。

離乳食の進み方は個人差が大きく、単純に月齢で区切れるものではないためでしょう。

ただし、家族の食事をシェアするのが基本のBLWとはいえ、甘いものには依存性があること、また栄養補給が目的ではなくあくまでも嗜好品という位置づけであることを考えると、

離乳食に十分慣れてしっかりと食べるようになってから、赤ちゃんと食べる楽しみをシェアしたいという時に少量からあげてみるのがよいのではないでしょうか。

赤ちゃんの1日の砂糖摂取量の上限って?

BLWでは、糖質の摂取基準量を具体的な数値では定めていません。

しかし、厚生労働省による6~11ヵ月児の一日に必要な摂取カロリーは男の子で700 kcal、女の子で650 kcalであること、WHOのフリーシュガー(食材に自然に含まれる糖類ではなく、加工食品や料理で加える甘味のこと)の摂取量をエネルギー摂取量の5%未満に抑えるように勧めるガイドラインを考慮すると、

砂糖の量は離乳食期には1日8~9g程度までにとどめるのがよいでしょう。

市販のデザートはかなりの糖分を含んでいて、ほんの少量で砂糖9gを超えてしまいます。

たまに食べるデザートでこの量を多少超えてしまったからといって問題はありませんが、大事なのは日常の食生活です。

毎日の砂糖摂取量は控えめを心がけておきましょう。

何をあげられるの?

もし赤ちゃんと一緒にデザートを楽しみたいと思うのであれば、理想的なのは手作りのものです。

手作りであれば何が入っているかわかりますし、お砂糖を控えめに作ることもできます。

砂糖の代わりにドライフルーツや果物を使って甘味を出すのもいいですね。

忙しい方やお菓子作りが苦手な方は市販品を利用するのも構いませんが、原材料をよく確認し、自然素材が使われているものや無添加のものを選ぶようにしましょう。

市販のお菓子は乳幼児用や甘さ控えめと書かれているものでも、人工甘味料や添加物を多く含んでいる場合が多いからです。

無添加で優しい味、大人が食べても美味しいこちらのたまごボーロもおすすめですよ。

赤ちゃんも家族も楽しめる健康的なデザートのレシピをいくつか持っておくといいですね。

  • 新鮮な果物
  • フルーツサラダ
  • 果物入りプレーンヨーグルト
  • 焼きリンゴ、焼きバナナ
  • 手作りアップルパイ
  • 手作りキャロットケーキ

赤ちゃんは真似が大好きなので、もし家族のみんなが何かを食べていれば自分も試してみたいと思うことでしょう。家族が食べているものを赤ちゃんにだけ与えないというのは可哀想です。

パパママはしっかりと甘いデザートを楽しみたいけれど赤ちゃんにはあまり与えたくないという場合は、寝かしつけの後など赤ちゃんが見ていない時に楽しむのがよいでしょう。

まとめ

BLWではデザートをあげることを禁止しているわけではありませんが、あげるデザートの種類や量、頻度には注意が必要です。

理想は、赤ちゃんが離乳食に十分慣れてしっかりと食べるようになってから、手作りのヘルシーなデザートを時々嗜む程度に楽しむことですが、あまり難しく考え過ぎずできる範囲で適度に楽しみましょう。

離乳食の悩みは尽きないものですが、食を楽しむことはとても大事です。

食べると幸せになる美味しくて甘いデザートと、上手につきあっていきたいものですね。

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