こんにちは。
BLWでは従来型の離乳食と異なり、家族みんなで一緒にごはんを食べることを推奨しています。
家族でいっしょに食べると何となくよさそうな気はしますが、よくよく考えると具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ということで、今回の記事では、一緒に食べることで得られるメリットと、
そうは言っても一緒に食べるのなんて難しいという方へ向けて、一緒に食べるためのヒントをご紹介しています。
よろしければお付き合いください。
一緒に食べるメリットって?
BLWでは、赤ちゃんも含めて家族で一緒にごはんを食べることを推奨していますが、
実はBLWを取り入れている方でも、『いきなり手づかみ食べ』という点だけを取り入れて、
他の点に関しては従来型の離乳食を採用している方も多いです。
もちろんこれが悪いと言っている訳ではありません。
離乳食のやり方は人それぞれ。
100%従来型の離乳食、あるいはBLWのやり方に沿わなければならない、なんてことは全くなく、
各家庭のベストな方法を見つけるのが一番だと思います。
が、
BLWの立場からも、そして個人的にも、可能であれば食事は一緒にとることをおすすめします。
それは子どもにとっては孤食のメリットは何もない一方で、共食のメリットは数多くあるから。
というわけで、一緒に食べることで得られるメリットについて解説していきます。
一緒に食べると食事が楽しい
一番のメリットは何といってもこれ。
大事な人と一緒に食べると食事が楽しく感じられるんです。
何を食べるかではなく誰と食べるかが、食事をする上での一番大事な要素とも言われており、
実際に家族や友人など、人と一緒に食事をとる事の多い人の方が人生の幸福度が高く、
また栄養素の吸収も良くなるということが科学的にも証明されています。
まずはこのためにだけでも、一緒に食べることを取り入れたいですね。
食事を通してコミュニケーションが活性化し、家族関係が良くなる
一緒に食事をするとそこに会話が生まれます。
『これ美味しい』『これはあんまり好きじゃないかも』といった食事に関係することかもしれませんし、
『今日は何があった?』など食事以外のことかもしれません。
話題は何であれ、一緒に食事をすることでコミュニケーションの機会が増えること、コミュニケーションが活性化することが重要なポイント。
家族の関係性もよくなります。
まだしゃべれない赤ちゃんとの食事でも、これはあてはまります。
会話はまだ成立しないかもしれませんが、『これ美味しいね』『もぐもぐ上手だね』など、
食事を通していっぱい話しかけることになりますし、それもコミュニケーションです。
赤ちゃんはパパママの声をちゃんと聞いていますよ。
家族の真似をすることで食事スキルが身に付く
赤ちゃんは真似が大好き。
一緒に食べることで家族の真似をして、食べ方やスプーンやフォークの使い方、咀嚼の仕方などを自然に学んでいくことでしょう。
特に年の近い上の子がいる場合は、お兄ちゃんお姉ちゃんの上手に食べている姿に刺激されて
自分もやりたいという意欲が強く芽生えるため、上達が早い傾向があると言われています。
食事マナーが身に付く
身に付くのは食事のスキルだけではありません。
いただきます、ごちそうさまのあいさつや、食器の扱い方、正しい姿勢など、
家族の様子を観察して真似することで食事のマナーを総合的に学ぶことができます。
赤ちゃんは本当によく見ていて、いいことも悪い事もすぐに真似をし始めます。
これを機に自分の食事マナーを見直してみるのもいいかもしれません。
うっかりやってしまいがちですが、食べながらスマホには要注意ですよ。
好き嫌いが少なくなる
赤ちゃんが一人で食べる従来型の離乳食では、赤ちゃんの好きなもの、食べられるものだけが食卓にならびがちです。
でも家族と一緒に食べるBLWであれば、赤ちゃんが苦手な食材が供されることも多いと思います。
実はこれって大事なこと。
苦手な食材は食べなくて構いませんし、無理に食べさせるのはNGですが、
苦手な食材を見ることや、家族が食べているのを見るだけでもいい影響があります。
真似して自分も食べてみようという気持ちになるかもしれませんし、
そうして食べてみたら意外に美味しくて好き嫌いが少なくなるかもしれません。
自分の食事時間を確保できる&食事中の赤ちゃんのお世話に困らない
パパママの食べる時間を離乳食の時間とは別に確保しなくていいので楽というメリットも。
育児中は自分が食事する時間すら取れない、取れたとしてもその間の子どものお世話に困っているとお悩みの方は多いもの。
実はこれ、一緒に食べることでたちまち解決するんです。
実は私も、従来型の離乳食から始めた当初は、
子どもが寝ている隙に急いで食べたり、夫と交代であやしながら食べたりなど、
自分の食事時間の確保に一苦労だったのですが、
BLWに移行していくうちに、食事時間の確保に悩まなくなりました。
食事時間が取れないとお悩みの方は一度、一緒に食べることを試してみてはいかがでしょうか。
一緒に食べるためのヒント
一緒に食べることが理想的とは分かっていても、いろんな事情で現実的には難しいという方も多いと思います。
という訳でこの章では、一緒に食べるためのヒントをご紹介します。
一緒に食べるよう心がける、とかいう精神論ではなくて、
一緒に食べるを実現するための具体的なアイデアを紹介しているので、
もしよろしければご覧ください。
BLW的取り分け離乳食のすすめ
離乳食と家族の食事を一緒に用意するのが大変!という方に、まずはBLW的なアプローチからご紹介。
可能な限り、家族の食事からの取り分け離乳食を取り入れてみてはいかがでしょうか。
というか、そもそも取り分け離乳食はBLWの基本。
家族のごはんから、歯ぐきで潰せる程度の軟らかさの食材を味付け前に取り分ければOKです。
すり潰したり裏ごししたりする必要もなく、時間も手間もぐっと節約できて楽になると評判ですよ。
また取り分け離乳食にすることで離乳食と同時に家族の食事ができあがるので、
食べないと冷めてしまうし、一緒に食べざるを得ない、という効果もあります。
時短家電を取り入れる
子どもが食べている姿に目を配りつつも、キッチンの片づけや家事をしたり…ということはありませんか。
家事で忙しく一緒に食べられないという方は、
食洗機や洗濯乾燥機、お掃除ロボットなどの時短家電を思い切って取り入れてみるのもおススメです。
安い買い物ではありませんが、人生で一番大事なリソースは時間とも言われていますし、
毎日数十分を節約でき、空いた時間で子どもと一緒に食事をとって人生を豊かにできることを考えると、
費用対効果はとても高いと言えるのではないでしょうか。
購入に踏み切れない、実際に試してみて使い勝手を確認したいという方は、
まずは家電のレンタルサービスで試してみるのもいいですね。
食事量を減らし食事回数を増やす『分食』を取り入れる
分食(読み)ブンショク
1回あたりの食事量を少なくし、1日に4~6回程度に分けて食事をとること。血糖値の急激な増加を避ける必要がある糖尿病患者などの食事療法で行われる。分割食。
出典:コトバンク『分食』
できれば夕食は家族そろって食べたいものですが、パートナーの帰りが遅く子どもだけを先に食べさせるという家庭もあるかと思います。
そんな方におススメなのが、食事量を減らし食事回数を増やす『分食』を取り入れること。
がっつり2回食べるわけではなく、子どもと一緒に食べる早めの晩ごはん、パートナーと一緒に食べる遅めの晩ごはんと言うふうに、夕食を2回に分けて食べてみるのはいかがでしょうか。
子どもとパートナー、どちらとも一緒に食事を楽しむことができますし、食事を分割することで血糖値の上昇を抑えて、ダイエットに効果があるとも言われていますよ。
食材宅配サービスを活用する
忙しくて一緒に食べる時間が取れないという方が一緒に食べることを実現するためには、
何らかの時間を削ってその分を食事時間にまわす必要があります。
そんな忙しいパパママにおすすめしたい時短方法の一つは、食材の宅配サービスを利用すること。
子どもがいるとスーパーで買い物をする時間を捻出するのも大変ですが、
宅配サービスであればパソコンやスマホから好きな時間に注文できるのでとても便利。
お店に行ったりレジに並んだりする時間が短縮できますし、
家まで届けてくれるので重たい食材を運ぶ労力も省けます。
かくいう私も、子どもが産まれてから食材宅配サービスの利用を開始しましたが、
私が実際に利用しており本気でおススメしたいのは生協です。
生協をおススメする理由は、
など、使い勝手がよく、子育て世帯をサポートするシステムや商品も充実しているから。
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2020」の食材・食事宅配部門で1位に選ばれたことからも、人気のほどがうかがえますね。
興味のある方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・静岡・新潟で展開中のパルシステムはこちら。
東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟で315万世帯以上が登録。コープデリはこちら。
神奈川・静岡・山梨で最も多くの方に選ばれている生協の宅配。おうちCO-OPはこちらから。
その他の地域の方はこちらからお住まいの地域の生協を探せます。
まとめ
従来型の離乳食とは異なり、赤ちゃんといっしょに食べることを推奨しているBLW。
いっしょに食べることで得られるメリットはこちら。
- 一緒に食べると楽しい
- 食事を通してコミュニケーションが活性化。家族関係が良くなる
- 家族の真似をすることで食事スキル及び食事マナーが身に付く
- 好き嫌いが少なくなる
- 自分の食事時間を確保できる&食事中の赤ちゃんのお世話に困らない
とは言っても一緒に食べるのは難しいという方向けに、いっしょに食べるを実現するための具体的なアイデアはこちら。
- 家族の食事と離乳食を同時に用意できる取り分け離乳食を取り入れる
- 食事量を減らし食事回数を増やす『分食』を取り入れる
- 時短家電や食材宅配サービスを活用して時短。空いた時間を食事時間にあてましょう
子ども時代の家族との食事の思い出は、幸せの象徴として大人になってもずっと記憶に残るそうです。
一緒に食べられてないという方は、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
コメント