BLWと食事マナーの関係って?いつから教える?

進め方
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こんにちは。離乳食が進むにつれて、食事マナーをいつから教え始めるのか次第に気になってきますね。

手づかみ食べから始めて、食べ物で遊んだりぐちゃっと潰したり、お行儀がいいとは言えないかもしれないBLWですが、食事マナーは大丈夫か不安になってしまう方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、BLWと食事マナーの関係、いつから食事マナーを教え始めるのかについて解説します。

BLWと食事マナーの関係って?

多くのパパママが、遊び食べ大歓迎のBLWベビーはお行儀の悪い子になってしまうのではないかと不安に感じていますが、この心配は全く不要です。

赤ちゃんは遊びを通して学ぶものですし、遊び食べは成長の過程でとても大事なこと。

遊び食べを通して存分に好奇心を満たしたBLWベビーは、時期が来れば徐々に食事マナーを学ぶことに好奇心が移ってきますよ。

むしろ、十分に遊び食べをする機会を与えられなかった子のほうが、大きくなってから食事中にお行儀のよくない振る舞いをする傾向がある事が経験的に明らかになっています。

食事マナーを学ぶ上で、BLWのよい点は他にもあります。

家族と一緒に食事をするので、テーブルマナーを日々の食事を通して自然に学んでいきますし、また好き嫌いが少ないので、出されたものを食べるという食事マナーも実行しやすいでしょう(とはいっても、食べたくないものを無理に食べさせるのは禁物です)。

自分で食べる経験から手先が器用なので、スプーンやフォーク使いが上手である場合も多いです。

食事マナーはいつから?

では、食事マナーはいつから教えればいいのでしょうか。

結論からいうと、食事マナーを教え始める具体的な年齢というものはありません。子どもの成長や能力を見ながら、できる範囲で少しずつすすめていくのがよいでしょう。

というのも、一口に食事マナーといってもいろんな要素を含んでいますよね。

食事の前には手を洗うこと、スプーンやフォーク、お箸を使うこと、食事中は立ったり走り回ったりスマホを使ったりしないこと、いただきます・ごちそうさまを言うこと…、

数えあげればきりがありませんが、これらすべてをトータルで考えて食事マナーです。比較的簡単なスキルもあれば、子どもには難しいこともあるでしょう。

例えば、3歳になったから食事マナーをそろそろ教えようとして、これらすべての事を突然教え始めてももちろんうまくいきません。無理なことを押し付けるのは逆効果です。

子どもの成長や能力と照らし合わせながら、できることから徐々に始めていくのが良いでしょう。

食事マナーを教える時に覚えておきたい4つのヒント

食事マナーを習得するのに近道や裏技はありません。

できることから少しずつ教えていく毎日の食事を通しての積み重ねが必須ですが、この章では、食事マナーを教える上で覚えておきたいヒントを4つご紹介します。

一緒に食べましょう

子どもと一緒に食べることが、食事マナーを自然と学んでいく一番良い方法だとBLWでは考えています。

家族の食事の様子を観察して真似をすることで、経験を積み重ねて学んでいきます。

できる限り一緒に食事をとるように心がけましょう。

子どものロールモデルになろう

子どものよいロールモデルとなれるように、自分の行動を意識しましょう。

子どもにとって一番のロールモデルはパパママです。パパママのしていることを観察して真似をすることが大好きですが、悪いことでも同じように真似をするので注意しましょう。

例えば、気を付けたいのはスマートフォン。

パパママが食事中にスマホを触っていれば、子どももいずれ食事中にスマホを触りたがるようになるでしょう。

大人はあまりお行儀がよくないということを知っていますが、子どもはまだ知りません。食事中にスマホを触ってもいいのだと考えるようになってしまいますよ。

スキルの習得が先。お行儀は後。

離乳食を始めた時から食事マナーのしつけを始めましょう、と主張する人もいますが、BLWではそうは考えません。

まずは好きにさせてあげて、お食事のスキルを習得してから基本的な食事マナーを教えていくという順番でよいと思います。

例えば、スプーンで食べることがまだ苦手なのに、こぼしたり汚したりせずお行儀よく食べるように要求しても難しいでしょう。

子どもは、こぼしたりぐちゃぐちゃにしたりしながらスプーンを使うことを学んでいくんです。お行儀は、スプーンで食べるスキルを身に着けた後です。

十分に学ぶ時間を与えてあげてくださいね。

『食事は楽しいもの』という基本を忘れないで

食事マナーを教えることと、子どもが楽しく食事時間を過ごすことのバランスには最大の配慮が必要です。

マナーのことを意識し過ぎて、食事が楽しくなくなってしまうのはよくありません。

お行儀の悪い事をしたとき、「それはしちゃダメ」と適切に言って教えるのはよいですが、イライラして感情的に叱ってしまうのはNGです。

食事は訓練の時間ではありませんし、食事が嫌いになってしまいます。

楽しみながら食事マナーを覚えていく方が、学習効率もよいですよ。

まとめ

食事マナーを教え始めるのに適した、具体的な年齢というものはありません。

子どもの成長に合わせて、できる範囲で少しずつすすめていきましょう。

また、BLWベビーがお行儀の悪い子になってしまうことはないので安心してください。

むしろ、遊び食べを通して存分に好奇心を満たしたBLWベビーは、時期が来れば食事マナーを学ぶことに好奇心が移ってきますよ。

食事マナーを教える上で覚えておきたい4つのヒントは以下のとおりです。

  • 一緒に食べることが、食事マナーを自然と学べるベストな方法です。
  • 子どものロールモデルになろう。食べながらスマホには注意。
  • まずは好きにさせてあげて。スキルの習得が先、お行儀は後。
  • 食事は訓練の時間ではありません。『食事は楽しいもの』という基本を忘れないで。

毎日の食事が、食事マナーを学ぶ機会です。

完璧でなくて構わないので、子どもといっしょに食事を楽しみながら、少しずついろいろなことを教えていきましょう。

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