こんにちは。
離乳食が進むにつれて授乳量や回数も変わってきますよね。
ミルクの量はどれくらいにしたらいい?授乳回数や間隔は?など、新たな悩みも出てくるもの。
今回は、BLWにおける授乳に対しての考え方や、授乳量・回数の変化について解説します。
BLWと授乳の関係って?これだけは覚えておきたい2つのポイント
まず初めに、BLWにおける授乳についてこれだけは覚えておきたい2つのポイントを紹介します。
赤ちゃん主導の離乳
まずひとつ。BLWは離乳においても赤ちゃん主導だということ。
”離乳“という言葉について考えてみてください。
離乳”食“にばかり目が行きがちですが、本来離乳とは母乳やミルクなどの乳汁から幼児食に移行すること、あるいはその過程のこと。
BLWは赤ちゃん主導の離乳食ですから、離乳も赤ちゃん主導なのは考えてみれば当然ですね。
欲しくないのに無理に飲ませようとしたり、欲しがっているのに授乳を減らしたりしないことが原則です。
離乳食初期は授乳と離乳食は関係ない
もうひとつは、離乳食初期は授乳と離乳食は全く異なる2つのものだと考えておく必要があること。
この時期の赤ちゃんがお腹が空いている時に欲しいものは、食べ物ではなく母乳・ミルクです。
赤ちゃんはまだ離乳食が空腹を満たすものだとは知りません。お腹が空いているのに椅子に座って食べ物で遊んだり口に入れてみたりする気にはならないでしょう。
離乳食時に満腹になってしまっても問題はないので、欲しがるタイミングで授乳してあげましょう。
授乳量が減らない!離乳食が足りてないの?
赤ちゃんが産まれて最初の一年間は人生で最も急速に成長する時期。それには栄養が必要です。
この時期の赤ちゃんにとっては最適な食べ物は栄養価の高い母乳・ミルクです。離乳食は何であれ母乳やミルクには栄養価の面ではかないません。
そのため、離乳食開始後の数ヵ月は母乳やミルクの量が減らなくても何の不思議もありません。
離乳食が足りていないから欲しがるわけではなく、母乳・ミルクはこの時期に赤ちゃんの成長に必須の栄養なんです。
離乳食を食べないから授乳量を減らさなきゃと悩んでいるパパママもいますが、無理に減らすのは禁物。
多くの場合、授乳量が減り始めるのは9ヵ月頃。この頃になるとやっと離乳食を食べる量が増えて母乳やミルクに取って代わり始めます。
食べる量が増えるにつれて徐々に、授乳間隔が開いてくるか飲む量が少なくなってくるでしょう。
しかし、このペースは赤ちゃんによって全く異なります。
中には、9ヵ月で既に母乳やミルクの量がかなり減っている赤ちゃんもいます。
一方、11ヵ月になってもまだほんの少ししか食べていないという赤ちゃんも。
個人差がとても大きく、赤ちゃんの数だけエピソードがありますが、大丈夫。全部正常な発達です。
それぞれの赤ちゃんのペースで進めることが大事ですよ。
母乳とミルクでも異なる?混合の場合は?
授乳量や回数は、母乳かミルクかによっても影響をうけます。
母乳育児で、水分補給を母乳に頼っている場合、おそらく授乳量は短くなってきますが、授乳回数はしばらく変わらないかもしれません。ミルクよりはやや多めが目安です。
ミルクの場合は、1歳の時点で1日のミルク回数は1回ないし2回まで減っているケースが多いです。
混合の場合は、可能であれば母乳を継続して、ミルクの回数を減らすことをおすすめします。というのも、母乳のメリットをより長期間得ることができるためです。
飲みムラがひどい!対処法は?
日によって飲みムラがあるのも全く普通のこと。大人でも食欲のある日やない日はありますよね。毎回一定量を飲ませることにこだわる必要はありません。
急に離乳食を食べなくなり、母乳・ミルクを多く欲しがる日もあるでしょう。
何となく体調が悪かったり、歯が生えかけていたり、単に授乳によるスキンシップが欲しいのかもしれません。
そんな時は、ミルクならば単純に多めにあげてください。母乳の場合、たとえ母乳量が既に減り始めていたとしても、赤ちゃんが欲しがるだけ吸わせることで刺激により母乳の生成量を増やせます。
いずれにせよ、飲みムラは全く普通のこと。欲しがるだけ与えて大丈夫です。柔軟に対応しましょう。
まとめ
BLW開始後の数ヵ月は母乳やミルクの量が減らなくても何の不思議もありません。
一般的には授乳量が減り始めるのは9ヵ月頃。この頃になるとやっと離乳食を食べる量が増えて母乳やミルクに取って代わり始めます。
授乳回数の目安は、1歳時点でミルクなら1日1~2回、母乳ならミルクよりやや多めですが、とにかく個人差が大きいのでこれより多くても少なくても気にしなくて大丈夫。1歳までは母乳やミルクが最も大切な栄養源です。
BLWには月齢と授乳回数の目安がないので、真面目なパパママほど進め方に悩んでしまうかもしれません。
そんなときは基本の“赤ちゃん主導”に立ち返ってみてください。欲しがるだけあげるのが原則で、ペースは赤ちゃんそれぞれ。
人と比べて不安にならず、今しかない授乳期を楽しみましょう。
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