こんにちは。
体全体が温まってホッとするのがスープのよいところですね。
従来の離乳食では、比較的初期から野菜スープやだし汁などをあげますが、そういえばBLWベビーはスープをどうやって食べるの?と思った方もいるのではないでしょうか。
スープのように通常スプーンで食べるもの、手づかみ食べが難しいものはBLWではどうしてるの?あげられないの?と疑問に感じた方向けに、
今回の記事はBLWベビーがスープなどの手づかみ食べが難しいものを食べる時のヒントをご紹介します。
BLWベビーのスープの食べ方って?
BLWを行っていると突き当たる問題のひとつ、それは「スープはどうやって食べさせるの?」というものです。
スープに限らず手づかみ食べが難しい食べ物は、スプーンあげを行わないBLWではどうしているのか疑問に思う方は多いようです。
結論から言いますと、手づかみ食べが難しい食べ物も好きに食べさせてあげましょう。
赤ちゃんの適応力はすごいもので、ほんの少し工夫をしてあげるだけで、手づかみで食べにくいようなものも上手に食べることができるんです。
手づかみでは食べにくいお食事を楽しむためのヒント
ということで早速、スープやヨーグルトなど手づかみでは食べにくいお食事を楽しむためのヒントをご紹介します。
おかゆ
BLWではおかゆはどうやって食べさせるの?これはとてもよくある質問のひとつ。
離乳食は10倍がゆから始めなきゃ、と考えている方がまだまだ多いということですね。
おかゆはどうやって食べさせるの、ではなく、BLWではおかゆから始めなくていいんです。
歯ぐきでつぶせる軟らかさならOKなので、軟らかめに炊いたご飯からスタートして大丈夫ですよ。
赤ちゃんが手で直接取って食べるのもいいですし、つかみやすいように小さなおにぎりにしてあげてもいいですね。
スープ
お行儀が悪いと感じる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんはスープに手を直接入れて食べるのが大好きです。
スープを食べるのは決して簡単ではありませんが、赤ちゃんは液体の感触を楽しめますし、何よりいい学びの機会になります。
とろりとしたポタージュのようなスープなら、濃厚に作ってあげると手でも食べやすいですね。
具を食べるスープなら、具を少し大きめにして赤ちゃんがつかみやすいようにしてあげるといいでしょう。
片栗粉や少量のごはんでとろみをつけてあげると、具材と一緒にスープの部分も味わえますよ。
どうしても抵抗があるかたは、スープに浸して食べられるようパンや赤ちゃんせんべいを添えてあげるのもひとつのアイディアです。
もちろんスプーンにチャレンジするのもOKです。スプーン練習の方法はこちらの記事をごらんください。
スープを入れる器はテーブルに張り付くタイプのものを使用すると食べやすく、後片付けも楽ですよ。もちろんひっくり返さないように、パパママが支えてあげてもかまいません。
ヨーグルト
離乳食期にはとっても重宝する食材のひとつ、ヨーグルト。
通常の離乳食なら親がスプーンで食べさせるところですが、BLWベビーの場合はどうでしょうか。
ゆるめのヨーグルトなら、食べると言うよりも容器から直接飲ませてあげるのもいいでしょう。
逆に濃厚なギリシャヨーグルトを選べば、手でも食べやすいですね。
パンや野菜スティックと一緒に与えてディップのようにして食べるのもおススメです。スプーンを使う練習にもなりますよ。
ディップ、スプレッド、ペースト等
ディップなどのペースト状の軟らかい食べ物はもちろん手で直接食べてもかまいませんし、多くの赤ちゃんが9ヵ月ころからディップできるようになるので、まだスプーンを使えなくても食べられます。
赤ちゃんはディップするのが大好きですしスプーンの練習にもなりますので、ぜひ取り入れてみましょう。
パパママが教えなくても、赤ちゃんが自分でディップして食べていたという場合も多いですよ。
ディップのアイディア
- ワカモレ(アボカドのデイップ)
- クリームチーズ
- ツナマヨ
- ヨーグルト
- アーモンドバター
- 納豆
パン、赤ちゃんせんべい、果物スティックや野菜スティック等といっしょにサーブしましょう。
そもそもスプーンは使っていいの?
BLW=手づかみ食べと思っている方が多いのですが、スプーンを使用してはいけない訳ではありません。
大事なことは手づかみ食べというよりも、赤ちゃん主導であること。
赤ちゃん主導を守れるのであれば、スプーンを使っても何も問題ありません。
親がスプーンで食べさせることはしませんが、少し手伝ってあげることはできますよ。
例えば、まだ自分でスプーンですくって食べることはできなくても、スプーンに食べ物を乗せた状態で渡してあげると上手に食べられる赤ちゃんもいます。
スプーンをひっくり返したり振り回されたりしたくない場合は、赤ちゃんにスプーンを持たせてパパママがお手々をガイドしてあげてもいいでしょう。
まとめ
今回は、ペースト状の食べ物からスープまで、手づかみ食べが難しい食べ物を食べるヒントをご紹介しました。
- 基本は好きに食べさせてあげましょう。
- おかゆはスキップして、軟らかいごはんから始めましょう。
- 赤ちゃんが取り出しやすいようスープの具は大きめに。とろりとした粘度の高いポタージュスープなどにしてあげるのもよし。
- ディップもおすすめ。赤ちゃんはディップが大好きですし、スプーン練習にもなります。
- スプーンは臨機応変に。パパママがスプーンを持った手をガイドしてあげるなど、赤ちゃん主導を守りつつも手助けをしてあげることもできます。
これらの工夫に加えて大事なことは、『ぐちゃぐちゃになっても思う存分好きにやらせてあげる覚悟』です。
これが赤ちゃん主導の離乳食の大事な部分であり、大変な部分でもあります。
ここは覚悟を決めて、汚れ対策を十分にしたうえで、好きに経験させてあげましょう。
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