【BLW】保育園に預ける場合は?パパママができることって?

進め方
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こんにちは。

産後お仕事に復帰をされる方は赤ちゃんを保育園に預けることになりますね。

保育園に預けること自体も簡単ではないですが、預けることが決まってからも準備対応に追われ大変。

そういえば、BLWベビーを保育園に預ける場合はどうしたらいいの?気を付けることは?

とお悩みの方向けに、今回の記事はBLWと保育園について解説します。

BLWベビーを保育園に預ける場合は?

働くママにとって保育園はなくてはならない存在ですが、BLWベビーを保育園に預けるワーキングママは保育園で提供される離乳食とBLWの折り合いをどうつければいいか悩んでしまうかもしれません。

本記事では、BLWベビーを保育園に預ける場合の対応の仕方について解説していきます。

保育園の離乳食って?

まずは保育園における離乳食について見ていきましょう。

認可保育園では給食(離乳食)の提供が義務付けられています。(※無認可保育園やその他の施設では食事の提供の有無は施設ごとに異なりますが、ここでは認可保育園をケースに話を進めていきます。)

保育園は厚生労働省の管轄なので、厚生労働省による食事の提供ガイドラインが明確にあるのが特徴で、細かい献立内容は各園によって異なりますが、

基本的には子どもの月齢や咀嚼・嚥下機能の発達にあった離乳食、いわゆる従来の離乳食が提供されると考えておくのがよいでしょう。

まずはBLWのことを伝えましょう

保育所の保育は、家庭環境も発達状況も個々に異なることを十分配慮しながら行うことが基本である。

そのため、家庭での食事の状況を踏まえながら、個別の対応をする。(中略)

特に乳児の場合、ほとんどの保育所では家庭での昨日の夕食、今朝の朝食の内容を登園直後に個別に把握する。

引用:厚生労働省『保育所における食事の提供ガイドライン』

ということなので、まずはBLW(ベビーレッドウィーニング)という離乳食を行っている事、食事内容や方法などを伝えてみることをおすすめします。

主流の離乳食方法ではないBLWを行っているということを伝えるのに躊躇してしまうパパママもいるかもしれませんが、情報の共有はとても大事です。

家庭での食事環境を知ることで対応もしやすいと思いますので、しっかりとコミュニケーションをとることをおすすめします。

まず伝えたい3つのポイント

もし保育士さんがBLWのことを全く知らないのであれば、BLWを始めて知る人の視点から考えて簡潔に説明するのがよいでしょう。

まず伝えておきたい従来の離乳食と大きく異なるBLWのポイントは、以下の3つです。

  • BLWとは赤ちゃんの自主性に任せる離乳食方法で、ピューレをスキップして手づかみ食べから始めること。

  • 食べる量も赤ちゃんが決めること。食べる量は問題ではないので、無理に食べさせないことをしっかりと理解してもらいましょう。

  • 空腹でないタイミングで離乳食をあげること(離乳食初期で空腹と離乳食のタイミングがまだ合っていない場合)。

保育園の対応は?

BLWであるかないかに関わらず、各家庭によって離乳食のやり方は異なります。

赤ちゃんに合わせた個別の対応を行うことが理想ですが、現実的にどこまでの対応を行ってくれるかは、各保育園の方針やスタッフの充実度によって大きく異なってくるでしょう。

BLWを行っていること、BLWの基本方針はしっかりと伝えたうえで、どの程度の対応ができるかは様子を見ながら徐々にすり合わせていく必要があるでしょう。

保育園がBLWに非協力的な場合は?

中には、保守的だったり人手不足だったりなどの原因で、BLWに非協力的な保育園もあるでしょう。

このような場合は、「自分で食べることに興味がありそうだったので、早めに手づかみ食べを始めました」、「うちの子は食べムラが激しいので、食べたくなさそうなときは食べさせなくていいです」とやんわりと伝えると受け入れてもらいやすいかもしれません。

そもそもパパママも赤ちゃんも楽で楽しいのがBLWの大きなメリット。

BLWを実行したいがためにイライラと余計なストレスを抱えてしまっては本末転倒なので、保育園がBLWにあまり協力的でない場合は、園での離乳食の方法にはこだわらない!と割り切ってしまうのもよいのではないかと、個人的には思います。

赤ちゃんの反応は?園での離乳食を食べない時はどうする?

次は赤ちゃんの反応を見ていきましょう。

手づかみ食べで食事をしてきたBLWベビーがスプーン食べを経験する場合、始めは嫌がったり、あるいはなぜ別の方法で食べなければいけないのかわからないということもあるかもしれません。

また、新しい環境に神経質になっているため、始めの数週間ほど食欲をなくしたり、食事にあまり挑戦的でなくなることもよくあることです。

1歳までは、母乳・ミルクが重要な栄養源ですので、たとえ食べなかったとしてもミルクを飲んでいれば栄養面での不足を心配する必要はありませんし、このような状態は長くても数週間程度で終わります。

赤ちゃんはとても順応力が高いので、すぐに時と場合によって異なるやり方があることを学ぶでしょう。

BLWであるないに関わらずどの家庭でも、家での離乳食と園での離乳食にギャップはあるでしょうが、どの子も徐々に適応していくものです。

過剰に心配せず、赤ちゃんの適応力を信じて見守りましょう。

家庭でできること

食事を一緒にとる

お仕事をしていて一緒に過ごせる時間が少ないからこそ、できる限り食事をいっしょにとるように心がけましょう。保育園がBLWに協力的でない場合はなおさらです。

一緒に赤ちゃん主導で食べることで、食事は楽しいものだという姿勢をキープしていたいですね。

お弁当の日はチャンス!

基本的には離乳食が提供される保育園ですが、お弁当の日が設定されている場合もありますよね。

お弁当の日はBLWのことを知ってもらえるチャンスだと考えましょう。

口でいろいろと説明するよりも、どういう食材や形状がいいのか、お弁当を見ればぱっと分かりますね。

凝ったものをつくる必要はありません。月齢に合わせて食材を調理・カットしたお弁当を持たせてあげて、BLWに対する理解を深めてもらいましょう。

まとめ

BLWベビーを保育園に預ける場合は、まずはBLWという離乳食を行っていることをしっかりと伝えてみることをおすすめします。

どこまで個別対応をしてくれるかは園によって大きく異なりますが、しっかりとコミュニケーションをとりながら徐々に歩み寄っていくのがよいでしょう。

入園してしばらくは、新しい環境やスプーン食べに慣れないせいで食欲がなくなるようなこともあるかもしれませんが徐々に適応していきますので、赤ちゃんの順応力を信じて様子を見守りましょう。

何はともあれ、食事を楽しむことが最も大事なこと。

家庭ではBLWを継続しながら、赤ちゃんが食事を楽しむという基本を主軸に保育園生活のリズムに慣れていきましょう。

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