BLWベビーにおやつは必要?いつから?あげるときの注意点は?

進め方
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こんにちは。離乳食が進んで授乳回数が減り、食事の感覚があいてくると、そろそろおやつを与えるべきか考え始めますね。

そういえば、BLWではおやつについてどう考えているの?あげていいの?あげるならどんなもの?

こういった疑問に答えるべく、今回の記事はBLWとおやつについて解説します。

BLWベビーにおやつは必要?

結論から言います。

BLWベビーにもおやつは必要です。また、BLWにおけるおやつに対する考え方は、従来の離乳食と大きくは変わりません。

詳細を以下で解説していきます。

赤ちゃんにおやつが必要なのはなぜ?

大人は1日3食(+人によっては間食)を食べることが多いと思いますが、赤ちゃんの胃は小さく、日に3度の食事だけでは活動に必要なエネルギーや栄養素を十分に摂取することができません。

ほとんどの赤ちゃんは、4,5時間も何も食べずに過ごせるほど大きな胃を持っておらず、少ない量を頻繁に食べるちょこちょこ食べが必要です。

まとめて食べられるようになるのは、もう少し大きくなってからです。(まとめ食べがいいのかちょこちょこ食べがいいのかは議論の余地がありますが。)

そのため、1日3回の食事では足りない栄養素をおやつとして補います。

おやつと言っても、大人の考える楽しむためのおやつではなく、補食としてとらえるのがよいでしょう。

頻繁に食べさせることで、気分屋で食べムラの多い赤ちゃんが、いわゆる“正式な”食事時間に食べる量が少なかったとしても、あまり心配しないで済むという利点もあります。

何をあげるの?注意点は?

おやつは3度の食事だけでは賄えない栄養素やカロリーを補うための補食なので、食事に準ずるものをあげましょう。この点に関しては、従来の離乳食と同じ考え方ですね。

おにぎりやサンドイッチ、パンケーキや果物、ヨーグルトや牛乳、小さな焼きそばなど、軽食のようなものにしてあげるとよいですね。

基本的にはお菓子ではなく、栄養価の高い食べ物を与えてあげてください。

とは言っても食べる楽しみは人生の潤いのひとつ。

たまにであれば楽しむためのデザートを与えても構わないとBLWでは考えています。手作りであれば、より安心ですね。

市販のお菓子には注意!

市販のお菓子には気を付けましょう。

赤ちゃん用と表示されているものでさえ、多くの糖分や添加物が含まれている場合があります。

大人や若者は、小腹が空いたときにポテトチップスやチョコレート、甘い飲み物などに手を伸ばしがちですが、これらのおやつは赤ちゃんはもちろん誰にとっても体にいい食べ物ではありません。

塩分、糖分、脂肪分や添加物は多いのに、身体によい栄養素はほとんど含まれておらず、エンプティカロリーだけを供給します。甘いものは、歯にもよくありません。

これらのジャンクフードは、子どもが空腹で、それ以外に食べるものが何もないとき以外は与えないのが賢明です。もしそのような場合でも、最小限に留めましょう。

ジャンクフードでお腹をいっぱいにしてしまったり、次の食事が入らなくなったりしてしまうのは望ましくありません。

ポテトチップスやチョコレートは確かに手軽ですが、バナナや赤ちゃんせんべいなど手軽でかつ栄養のあるおやつもありますので、特に外出時などはこういうものを準備しておくのが良いでしょう。

おやつはいつから?

個人差があるので、いつからおやつをあげ始めるのが良いと一概に言うことはできませんが、一般的に授乳量が減りだすのが9ヵ月頃、栄養の多くを離乳食から摂取するようになるのが1歳頃です。

また立っちが上手になり、活動量が少しずつ増えてくるのもこの頃です。

9ヵ月~1歳頃の時期を目安に、離乳食をよく食べるようになり授乳間隔が空いてきたと感じたら、頃合いをみておやつを始めてみましょう。

ただし、無理にミルクを減らして代わりにおやつをあげるのは禁物ですよ。

ただし、中にはおやつが必要ない子もいます。欲しがらなければ無理に食べさせる必要はありません。

食事と同じで、「赤ちゃん主導のおやつ」を心がけてくださいね。

おやつは1日何回?時間帯は?

実は、18ヵ月以下の子どもはごはんとおやつの区別をつけなくてもいいと、BLWの提唱者のGill Rapley氏は著書の中で述べています。

幼い子どもは1日5,6食あるいはそれ以上の頻回食事が必要な場合もあり、特に時間帯にはこだわらず、必要な回数だけ食べることが大事だそうです。

この点は、1日3食+おやつ(補食)をできるだけ決まった時刻に与えて、生活リズムを整えることを推奨する従来の離乳食とは、少し考え方が異なりますね。

とは言っても、家族と一緒に食べるBLWベビーなので、やはり朝・昼・晩の3食+その間のおやつというスケジュールが取り入れやすいと思いますが、各家庭の生活スケジュールや子どもの個性に合わせて柔軟に対応しましょう。

また、一緒に食べることが基本だからこそ、大人が間食をしない場合はうっかり子どものおやつを忘れてしまわないように、気を付けてあげてくださいね。

まとめ

BLWベビーにもおやつは必要です。3度の食事では賄えないエネルギーを補う、補食としてのおやつを与えてあげましょう。

甘いお菓子ではなく、栄養価の高い食べ物をあげるのが原則です。

授乳間隔がしっかりと空いてきたと感じたらおやつの始め時です。

目安は9ヵ月~1歳頃ですが個人差が大きいので、赤ちゃんの様子を見ながら取り組みましょう。

おやつが始まるとますます食事の準備が大変になり、1日中ごはんの支度に追われていると感じる方も多いかもしれません。

凝ったものを作る必要はないと思います。簡単なものでいいので心を込めて用意して、楽しく美味しく食べることを目指しましょう。

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