こんにちは。赤ちゃん主導の離乳食BLW(ベビーレッドウィーニング)について紹介しています。
赤ちゃんの好き嫌いは、大きな悩みの一つですよね。
せっかくごはんを作っても食べてくれないとイライラしたり悲しくなってしまったり、栄養も偏ってしまわないか心配です。
でもBLWなら、好き嫌いの少ない子に育つと言われています。今回はその理由や方法を説明します。
BLWで好き嫌いのない子に育つ理由って?
BLWには多くのメリットがありますが、好き嫌いのない子に育つこともBLWのメリットのひとつ。
それでは早速、その理由を詳しく解説していきます。
赤ちゃんが『食事が楽しい』と感じるから
BLWは赤ちゃん主導の離乳食、何を、どれだけ、どんな速度で食べるか(あるいは食べないか)を赤ちゃん自身がコントロールします。
このアプローチのため赤ちゃんは食事に嫌な気持ちを抱くことなく、食事が楽しいと感じられます。
食事を楽しいと感じることと食べ物の好き嫌いには密接な関係があります。
というのも、ある食べ物を食べた時の感情がポジティブなものだとその食べ物を好きになりやすく、逆にネガティブだとその食べ物に嫌悪感を抱きやすいんです。
つまり、食事が楽しいBLWでは、基本的に食べ物全般を好きになりやすく嫌いになりにくいんです。
様々な食材を体験するから
BLWでは、離乳食の最初から様々な食材をあげます。
そして、小さな時からいろんな食材を経験するほど、大きくなった時にいろんな食べ物をよく食べて好き嫌いが少なくなると言われています。
多くのパパママが、初めての離乳食にはごく淡泊な、ほとんど味のないようなものを与えなければいけないと考えていますが、実はそんなことはありません。
舌にある食べ物の味を感じる器官を「味蕾」というのですが、味蕾は胎児の時期から既に機能しています。
羊水は食べたものに影響を受けるので、赤ちゃんは子宮の中にいる時から、羊水を通じてママの食べたものの味を感じているそうです。
同様に赤ちゃんは母乳を通じてもママの食べたものの味を感じています。
つまり、実は離乳食をはじめる時点で、赤ちゃんはすでにいろんな味を体験しているんです。
それなのに離乳食が味のないつまらないものでなければならない理由はありません。
むしろ逆で、味蕾の数は生後3ヵ月頃がピークでその後は緩やかに減少していくため、味蕾の数が多い早いうちから様々な食材の味を経験させることが重要になってきます。
食べ物は赤ちゃんのコントロール下にあることを知っているから
自分で食べるBLWベビーは、見慣れない食べ物や香りの強いものにも果敢に挑戦します。
それは、食べ物は赤ちゃんのコントロール下にあって、食べても食べなくてもいいことを知っているから。
食べなさいと強制されると食べたくなくなりますが、食べても食べなくてもいいよと言われると挑戦してみる気になったりしませんか。
そうして口に入れたものが美味しいかもしれないし、もし嫌いであっても食材を丸ごとぺっと吐き出してしまえばいいので、食べ物に対する嫌悪感が育ちにくいんです。
一方、ピューレ状の食べ物を親がスプーンであげている場合、赤ちゃんは自分で食べたり食べなかったりを選べません。
嫌いな食べ物も口に運ばれてしまいますし、吐き出す時もピューレが口の中に残ってしまって全部吐き出すことは難しいです。
これでは食べ物に対する苦手意識を持ってしまいますね。
好き嫌いのない子を育てるためのヒント
ここまで、BLWで好き嫌いのない子に育つ3つの理由について見てきました。
ここでは具体的な行動のヒントを紹介します。
赤ちゃん主導を続ける
最も基本的なことですが、赤ちゃん主導を続けましょう。何を食べて何を食べないかはいつでも赤ちゃん次第です。
欲しくなさそうなのに、無理に食べさせる必要はありません。嫌いな食べ物を吐き出すこともあるかもしれませんが、叱ったりやめさせたりしないようにしましょう。
大人が好き嫌いを決めない
赤ちゃんがある食べ物を食べなかったからといって、次回も食べないと決まったわけではありません。
新しい食材に対して警戒心が強い赤ちゃんもいますが、十分にいろんな食材に触れる機会を与えられていれば、時間がたつにつれて警戒心も減ってきます。
苦手な食材を食べさせようとする必要は全くありませんが、食卓から完全に取り除く必要もありません。大人が好き嫌いを決めず、様々な食材をオファーしてあげましょう。
また、パパママが普段食べない食材はあまり食卓に上りにくいかもしれませんが、赤ちゃんがいろんな食べ物を経験できるようできるだけ挑戦する機会を作ってあげましょう。
こだわりの野菜がお任せで届く定期宅配サービスなどを利用するのもおススメです。自分では選ばないような野菜もバランスよくいろいろ摂れますよ。
ハーブやスパイスを取り入れる
料理にハーブを使うのもおすすめです。
ハーブは独特な香りをプラスしていつもの料理でも全く違うものに感じさせてくれるだけでなく、様々な健康増進効果もあります。
さらには、匂いは五感の中でももっとも原始的な感覚と言われており、おいしいと感じる要素の大半は香りによるものだと言われています。
ハーブを取り入れて、食卓をより豊かにしてみましょう。
また辛すぎない限り、辛い食べ物をあげても大丈夫です。
大人がカレーを食べていたら、赤ちゃんはスパイシーな香りに興味津々でしょう。ま
ずパパママが辛さを確かめたうえで、様子を見ながら少量から与えてあげましょう。
多くのBLWベビーが、辛い食べ物に果敢に挑戦し、時にはもっと欲しがったりしてパパママを驚かせています。
まとめ
BLWで好き嫌いのない子が育つ理由は3つ。
- 赤ちゃんが『食事が楽しい』と感じるから
- 様々な食材を体験するから
- 食べ物は赤ちゃんのコントロール下にあるから
そのためのヒントは以下のとおり。
- 赤ちゃん主導を継続する
- 大人が好き嫌いを決めず、いろんな食材を与える
- ハーブやスパイスを取り入れるのもおすすめ
子どもの好き嫌いがなくなれば食事作りも楽になりますし、何より好きな食べ物が多いほうが子どもの人生が楽しくなりますよね。
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